とにかく毎日やる!中学2年生の勉強法
中学2年生は,最も部活等が忙しい時です。家での勉強は睡魔との戦いと言ってもよいほど疲れ切って帰宅します。
しかし,それに負けて全然勉強しないのであれば,3年生になって後悔することになってしまいます。
毎日,教科書,ノート,ワークを開いて,5分でも,ノート1行でも,1年生での勉強法でお伝えしたことを,やるべきです。習慣にしてしまえば20分や30分はあっという間にすぎてしまうものです。
これは,どんなに疲れていても眠くても習慣づけましょう。
どうしても無理ならば,睡眠時間を減らすのではなく,TVやゲームなどの好きなものをやめるしかありません。
それらも,気づくと1時間やそこらはすぐに経ってしまうのですから。
お子さんを東大に合格させたある母親は,平日のゲームを一切禁止し,その代り土日やり放題にしたそうです。この方が,「1日〇分」とか言うよりストレスがなくていいですね。
このことから,たとえ短い時間でも平日の勉強がいかに重要か分かります。
もちろん,この母親も言っていたように,それができる環境を親が作ってやる必要があります。
子どもがゲームをガマンして懸命に勉強しようとしているのに,他の家族がゲームやテレビを見ていたのではまずいですね。
東大に行ったその子は,自分の部屋よりもリビングで勉強することが多かったそうです。
なるほど,そうすれば勉強以外のことをするわけにいかないし,家族もそれを邪魔するようなことをするわけにいきません。
その上,ときには親子の会話もしたりして休憩というのもモチベーションのためにはいいと思います。
中学2年生のオススメ勉強法
中学2年生の具体的なオススメ勉強法は基本的には1年生と同じです。次のとおりです。
1.毎日家で勉強する。
2.時間を決めてたとえ5分でもやるようにする。
3.専用ノートを決めて,毎日日付を書いて1行でも勉強の跡を残す。
各教科の学習法
英語
その日の授業で学習した教科書のページ。
①音読(←授業の時にカナを振るなどしておく)→速音読→暗唱
②英文の意味を言う(←授業時にメモ・ノートしておく)
③英文を書けるようにする。(見ないで書けるまで)
④ワーク類で確認(間違えたところは赤で直す)
英語の勉強法の詳細はこちら
数学
①ウォーミングアップとして,繰り上がり繰り下がりのある計算,九九など小学校の復習をする。(算数が得意だった子は不 必要だが,不得意な子はそのままにしておいては,中学校の数学がつらい。2桁程度の足し算引き算で2秒以上かかっているようでは,たとえ中学数学が理解できてもテストを時間内に終らせることが難しいのです。)
②今日学習したところをワークで確認。(間違えたところは赤で直してもう一度やってみる。)
数学の勉強法の詳細はこちら
プロ家庭教師が薦める中学生の数学勉強法
理科・社会
①今日学習した範囲の教科書を読む。大事だと思うところにマークする(アンダーラインを引く)。
②マークしたところについて,ノートに書いてみる。
③ワークで確認する。(間違えたところは赤で直す)
国語
①今日学習したところを読む。(←読めない漢字や古語は授業中にカナを振っておく。)
②自信のない漢字や新出漢字を見ないで書けるまで練習する。
③ワークで確認する。(間違えたところは赤で直す)
※「間違えたところは赤で直す」としたところは,後日(少なくともテスト前に)再度やり直す。
こんな場合は塾や家庭教師を検討しよう
定期テストの成績(特に英数の成績)が学年平均を下回る場合は,本人だけの努力では成績を上げることが難しいと思います。
「分からない」と思って先生など他人に教えてもらおうと行動できる子ならいいのですが,特にこの時期の多くの子はそれが難しいようです。
ある中学校に学習ボランティアで伺った際,3年生の入試直前の時期でも,些細なことを分からないままにしておいた生徒がいるのを知って驚
いたことがあります。
英語と数学は,いわゆる暗記科目とは異なるので,自力で成績を上げるのは難しいようです。
ましてや成績の低い子(4,50点にも届かないような)の場合は,英語では中1の初めまで,数学では小学校算数まで戻って学び直す必要も
生じてきます。
このような生徒を学校で引き上げる努力もしてはいるのでしょうが,集団指導にはやはり限界があります。
なので,できれば2年生までの段階で塾か家庭教師を活用することをお奨めします。
塾か家庭教師を利用すれば必ず成績が上がるというものではありません。
しかし,学校と違って,結果が出なければ塾や教師を変えることが容易なのが利点なのです。