NHKの朝の定番番組「あさイチ」で、tupera tupera に関する興味深い企画を放映していましたので、記事にまとめてみました。
tupera tupera は夫婦で京都に自宅兼アトリエを構える
ツペラ ツペラ?って思った方も、絵本を見れば一度は見かけたことのある方が多いのではないでしょうか。
tupera tuperaは夫婦で構成するユニット名です。特に意味はなく、響が良いので名付けたそうです。彼らは東京の美大予備校時代からのカップルで、元々亀山達矢さんは油絵、中川敦子はテキスタイル(染色)デザインからスタートしましたが、最終的に現在のスタイルになりました。
夫婦で絵本を作っているケースは結構ありますが、絵と文と言うように完全に分業で作っているのが通常のあり方ですが、tupera tuperaの場合はすべてが協力しての仕事ということでユニークなケースになります。
「あさイチ」では、そのユニークな仕事の様子を見せてくれました。
番組からの要請で「あさイチ」のイメージで絵を作リ始めました。亀山さんは太陽の顔、奥さんはニワトリの顔を切り絵で作っています。途中で、亀山さんが作る顔の目のうち片目を隣りの奥さんが横取りしました。彼はそれに怒るでもなく淡々と替わりの新しい眼を入れました。
顔が出来上がったところで、今度はそれを交換して下半身の部分を作り始めました・・。そしてその出来上がりを楽しんでるんですね。すばらしい二人ですね。もちろん、ここまで来るのには紆余曲折があったようですが。
tupera tupera の絵本の人気はこんなところにあった
ふたりは、とにかく創作を楽しんでいるんですね。その子どものような発想はもちろん自分の考えだけにこだわらないから、どんどん彼らの世界が広がるのでしょう。
tupera tupera の「パンダ銭湯」はこんな発想から
「パンダ銭湯」も人気絵本のひとつですが、これを作るきっかけが面白いです。
亀山さんがお酒を飲みながら「動物ランド」(テレビかYouTubeか不明)を見ていたときに思いついたそうです。酔った彼には、振り向いたパンダの目がサングラスに見えたのです。そこから発展して絵本が出来上がったわけでした。
ところで、この絵本から着想を得て「パンダ湯」を開設しちゃった人がいるんですね。↓
tupera tuperaのしかけ絵本は子どもたちに人気
たとえば、「しろくまのパンツ」は、絵本の帯そのものが赤いパンツになっています。
表紙の白クマさんがそれを穿いている格好になっていて、パンツには「ぬがせてから読みましょう」と書いてあります。このパンツを実際に穿いてみようとした子どももいるようですよ。
また、やさいを畑に植えたり収穫したりが楽しめる仕掛けも作っています。こうした発想は、彼らの二人のお子さんを楽しませるというところからも出てくるようですね。
tupera tupera は「鬼」でバズる
2人のお子さんを楽しませると言えば、彼らのSNSが最初にバズったのは、節分のときにお子さんたちに鬼を作って怖がらせたり喜ばせたりしていたのがきっかけでした。
作ったものを毎年アップしていたところ、ある年にバズってファンからの要望もありそれからファンを意識して作っているようです。
ちなみに、SNSとはインスタのようです。⇒https://www.instagram.com/kameyamatatsuya/
tupera tupera イベント「絵本ライブ」「かおてん」
福岡市美術館を中心にイベントを開催しています。参加型のイベントなので大人も子ども楽しめるようになっています。
tupera tupera ブログ ⇒ https://blogtag.ameba.jp/news/TUPERATUPERA