テレビ朝日の人気番組「博士ちゃん」には、様々な物知り小学生・中学生・高校生が登場しますが、2021年に田中環子ちゃんという古代エジプト考古学博士ちゃんが現れました。
2021年当時は小学校5年生の女の子でしたが、その時から彼女は「天才」ぶりを発揮していて、エジプトの考古学博士ザヒ博士とのオンラインでの対談の結果、エジプト政府からの招待を取り付けていました。
そして翌年2022年、6年生になった環子ちゃんはついにエジプト政府の招待で、テレビ朝日のスタッフと両親とともにエジプト入りの夢を果たしたのでした。
2023年のテレ朝お正月特別番組で、環子ちゃんのエジプト訪問の様子が報じられました。
番組では、彼女が「天才少女」として国賓なみ(大げさ?)の扱いをされている様子が紹介されていました。
それが証拠に、博物館長が出迎えて「天才と聞いています。」と挨拶したり、次々と学者や政府関係者が握手を求めてきたり、取材中ずっと通訳と考古学者などが付きっきりだったことからも分かります。
また、ピラミッドなどの観光地では他の観光客を尻目に立ち入り禁止区域に堂々と入っていけてました。そして、エジプト人でも専門家でなければ知らないことを知っているので、ザヒ博士に随行していたある女性考古学者に「今度私たちと一緒に発掘調査しませんか?」とお誘いを受けるほどでした。
田中環子ちゃんは古代エジプト王妃の生まれ変わりか?
環子ちゃんが「神のような存在」と呼んでいたザヒ博士と初めて会ったとき、博士は「環子はツタンカーメンの妻アンケセナーメンにそっくりだ!」と興奮した面持ちでした。
下の写真がアンケセナーメンです。9歳でツタンカーメンと結婚して26歳でなくなっていると言いますから、若い女性の頭像でしょう。
下の環子ちゃんと比べてみると、なるほど「似ている!」と叫んだ理由が分かるような気がします。
エジプトには転生の思想はないでしょうが、仏教的には「生まれ変わり」と言えるかもしれませんね。
環子ちゃんのエジプトへの情熱や現地に対して吸い寄せられるような感情の高まり・行動を見ていると、本当に古代エジプト人の生まれ変わりと思えてきます。
田中環子ちゃんのエジプト愛は絵本との出会いから
田中環子ちゃんのエジプトの出会いは、6歳の時に「ピラミッド」という絵本を読んだときからと本人が話しています。
それにしても不思議です。どのような経緯でこの絵本に至ったのかが不思議です。普通では6歳の子どもが読む本ではありませんから。
親御さんの教育方針が彼女と古代エジプトを引き合わせたのでしょうが、それにしても不思議な縁です。
田中環子ちゃんのエジプト愛は探求学舎が火をつけた?
環子ちゃんは探求学舎と言う塾に通っています。日本の子どもの教育は、ともすればいまだに一流幼稚園⇒一流小学校⇒一流中高校⇒一流大学というパターンで考える親が多いと思いますが、田中さんの選んだ教育方針はこれからの日本の教育の重要なヒントを含んでいるように思えます。