2022年参議院選では惜しくも落選
フジテレビの番組「ホンマでっか!?TV」に環境評論家としてよく出演しているので有名な武田邦彦先生が、2022年夏の参議院選挙に出馬しましたが、残念ながら落選となりました。
結果を見ると、あと1万票というところでしたが、直前の安倍元首相暗殺事件もあって「参政党」と書こうと考えていた人の多くが自民党と書いたのではないでしょうか。
武田先生は、1943年6月3日の東京生まれで、東大を卒業したあと工学博士としていくつかの大学の教授や副学長、研究所長などを務め、最後2007年から14年間は名古屋の中部大学に在籍しました。
2020年に新しく設立された政治団体「参政党」の顧問となってからは、党員としての活動が盛んになり、2021年3月には中部大学の特任教授を退任して、同年末に参政党公認候補として2022年の参議院議員選挙の比例区から立候補して、高齢にもかかわらず連日全国を駆け回って演説していました。
動画の中でも、先生は謙虚な反省をされてましたが、比例での得票順位は予想通りで、武田先生が2位であったのは全国的な知名度から言って不思議なことではありません。
武田邦彦先生はYouTubeでホンネを吐く
武田先生は、ご自身のブログやYouTube番組を複数持っています。テレビでは、持ち時間が少ないうえ下手なことが言えないので、割り切っておとなしくしているようですが、YouTubeではかなり過激なタイトルで本音を語っています。
その内容は、科学者が専門分野から発するものもそうでないものも含めて遠慮なく発言するので、結構説得力があります。
そんなことを言って大丈夫かなと思うことが多いので、結構多くの敵もいるようです。
しかし、彼の偉いところは自分に非があれば素直に謝罪し、非がなければ妥協せず自説を貫くのです。
高齢にしてわざわざ選挙に出馬したりするのは、それだけ日本という国を憂えているからでしょう。利権を守りたい勢力からは煙たがられているので心配になりますが、文字通り「命がけ」での日々の活動なのだと思います。
健康に留意して、次の国政選挙では高得票を集めて当選できるようなる活躍ができるよう祈りたいですね。