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小学生に英語をどう教えたらよいか

現代の英語教育は、コミュニケーション能力を重視していますから、小学校での英語教育も「話す」「聞く」学習が中心になっています。

では、「読む」と「書く」学習はどうしたらよいのでしょうか?

ここでは、どちらかといえば、小学校では疎かになりがちな「読む」と「書く」学習の重要性について提案しています。

小学校では英語をこのように教えています

小学校学習指導要領では、英語を基本とする外国語を小学校高学年で指導することになっていますが、次のような点について配慮することになっています。

「外国語でのコミュニケーションを体験させる際には,音声面を中心とし,アルファベットなどの文字や単語の取扱いについては,児童の学習負担に配慮しつつ,音声によるコミュニケーションを補助するものとして用いること。」

このことから、学校(指導者)によって文字や単語の扱い方に差が出てきます。例えば,「文字や単語は読める程度にして、書くことはあまり教えなくていいだろう。」と。

その指導の差は、結局中学校になってから明確に表れてしまいます。

小学生には英語の文字と「ローマ字」との違いをしっかり教えよう

フォニックスから始める小学生英語の教え方

最近は「フォニックス」の考え方を英語指導に積極的に取り入れるようになりました。すなわち、英語の文字と発音の関係を意識して教えるやり方です。

これをしっかりやらないで中学生になった子は、例えばmakeを「マケ」と発音してしまいます。それは、3年生の頃にローマ字の学習でそのように教わっているからです。つまり、フォニックスで言えば、日本語では「m=ム、a=ア、k=ク、e=エ」と教わっているので「マケ」と発音するわけです。

なので、「ローマ字」はイコール英語ではないこと、ローマ字は国によって(言語によって)読み方が違うということ、国語(日本語)の時間に習ったローマ字はあくまでも日本語なのだということをしっかり認識させる必要があります。

そのうえで、ローマ字は英語では発音が違う場合があること、例えばaはæと発音したりeiと発音したりすることを教えるのです。そうすれば、makeを「メイク」と発音することに納得がいくわけです。

こうした教え方が「フォニックス」というわけですが、(日本語のローマ字指導も含め)小学校によって扱い方に差が出ているのが現状です。

早期に英検3級合格を目指すなら小学校のうちにフォニックスを!

高校入学までの英語能力の目安として英検3級というものがありますが、中位以上の力があれば中学3年の1学期には合格することができるでしょう。

なので、親が早いうちからその気になれば(子どもをその気にさせれば)小学校を卒業するまでに合格することは可能なことです。そのための条件として、やはりフォニックスを基礎に置く必要があるでしょう。

逆を言えば、フォニックス学習さえ小学校のうちにマスターしておけば、中学校入学以降の英語学習が楽しく(楽に)なるので、英検など目指す必要もないかもしれないですね。

フォニックスは英語の読む力・書く力を伸ばすカギ

フォニックスをマスターすれば、大抵の英語の単語を記憶しやすくなります。なぜならば、自力で発音できるので自力で読み直し、自力で書き直すことができるからです。また、自力で英文を繰り返し読み(発音し)、繰り返し書くことができます。

英語に限らず、自力で文章が読めなければ勉強ははかどりません。学校の先生や塾・家庭教師の支援がなければ読めないようでは、上達に時間がかかってしまいます。

以上のように、フォニックスは英語力向上の基礎的な力となっています。

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