そんなこと当たり前と思われるかもしれませんが、中には何でも「自分で考えなさい。」などと子どもに無責任に丸投げする親もいるので、こんなタイトルにしました。
情報過多の時代とは言え、親が思うほど子どもの情報量は多くありません。ゲームなど子どもの関心の高い分野においては、親も歯が立ちませんが、その他のことは身近な大人が教えてやらないと分からないのが子どもであることを忘れないようにしましょう。
小学生の夏休みは体験が最優先
さて、夏休みの過ごし方を一言で言えば、「体験活動のチャンス」と言えます。
家庭の事情や学年によって、どのような「体験」なのかは変わってきますが、基本原則は変わらないと思います。
近年の学校教育も体験重視の傾向はありますが、それでも限界はあります。
夏休みは、子どもの個性にあった体験をさせるにはまたとない機会と言えるのです。
小学生の夏休みは無料体験塾のハシゴがおすすめ
様々なお子様向けの夏休み企画がありますので、夏休みに一度くらいは体験させてやりたいものです。
遊園地も良いでしょうが、子どもの可能性を広げることができるような企画がいいですね。
ネットで検索すると、無料体験授業が目白押しです。夏休み中にできるだけ多く無料で体験し、その中の一つを休み明けに開始するというのもおいしいですよ。
次にいくつか例を挙げてみましょう。
小学生の夏休み学習塾無料体験
本当はあまりお勧めしたくないのですが、勉強に打ち込むのも貴重な体験のうちとも言えるので、近所の学習塾もチェックしておくのもいいですね。
無料体験でよく吟味すべきです。なんだかんだ言っても、学習指導は結局は先生なのですから。
小学生夏休み野球教室などスポーツ塾・家庭教師
勉強以外でも最近では個別指導が盛んです。有名学習塾や家庭教師業者も実施しているところがありますので、挑戦してみるのもいいでしょう。
夏休みはプログラミング教室の無料体験
小中学校でプログラミング教育が始まりましたが、教える側がまだまだ未熟なので関心のある子どもには物足りないはずです。
そういうお子さんには、夏休みの無料体験授業はありがたいですね。
小学生の夏休み合宿おススメ
こんなのもありますよ。
学校の宿泊学習はせいぜい1,2泊かコロナで中止などと言うのが多いのですが、夏休みこそ長期の宿泊体験をさせたいものです。
中には30泊などと言うのもありますが、こちらは、5泊とお手頃でしょうか。
小学生の夏休み ひとりで過ごすのはNG
小学生が夏休みの多くの時間を家でひとりで過ごすのはおすすめできません。
もちろん、一人で過ごすこと自体が「体験」になってれば話は別ですが、それでも長時間であったり回数が多いのは可哀想です。
どうしても、そうするしかない場合でも、親がその一人時間の過ごし方を一緒に考えたり準備したりしておくべきでしょう。
小学生の夏休みの過ごし方 共働きの場合
しかし、現実には多くの家庭が共働きの時代です。少なくとも平日はどこかに預けなければならなくなります。
学校があるうちは何とか祖父母に夕方の短時間預けることができていても、夏休みともなると朝から夕方まで長時間になって、年寄りにとってはかなりの負担にもなりますね。
共働きの場合 夏休みは学童を中心に
そこで、大抵の公立学校では長期休業中だけ学童(放課後児童クラブ)利用することができるところがほとんどです。
これは、共働きの親(祖父母も)にとっては助かりますね。
小学生の夏休み民間学童
だだし、最近は利用者が増加して受け入れ態勢が間に合わないところもあります。その場合は、少々料金は高くなりますが民間の学童が充実してきています。
もちろん、民間では公立と違って集客に熱心ですので、夏休みだけの企画もあるでしょうし、大抵の町にはあると思いますので、検索して調べるとよいでしょう。
夏休み学童(放課後児童クラブ)のメリット・デメリット
学童のメリット
学童保育のメリットは、何といっても朝から夕方まで小学生を預かってくれることです。
公立の学童であれば、自治体からの補助がありますので安価な料金で利用できます。できれば普段(平日)から利用したいものですね。
また、学童が好きな子は学校とは違い勉強の時間よりも友だちと遊べる時間が多いというところにあります。
学童のデメリット
夏休みのような長期休暇中だけ学童を利用する家庭があります。
平日は短時間なので祖父母などに面倒見てもらえるからとか、終日家でひとりは心配だからという理由が多いのですが、中には学童のデメリット面が理由の場合もあるのです。
デメリットは、次の2点にまとまると思います。
- 学校の続きで集団生活である。
- 集中して勉強ができない。
すなわち、あまり集団生活を好まない子にとっては、学校は仕方ないにしても、なるべく早く家に帰りたいのです。
まあ、こういうタイプの子どもがいじめられやすいのでしょうが、それはそれで個性ですから無理に直す必要はありあせん。
こういうタイプの子には、勉強好き、読書好き、ゲーム好き等々、場合によっては特別な能力を持っている可能性があります。
親としては悩ましいところですね。能力も伸ばしたいし、集団生活にも慣れてほしいし・・。
そこで、現実的な選択として夏休み(長期休業)だけの学童の利用ということになるわけです。
無理やり学童に預けるのでなく、その辺の事情をきちんと説明すれば、子どもも納得するはずですよ。その代わり、友達関係への配慮や親子での活動体験の計画など、親としてやれることはしておきましょう。