海外旅行がコロナ禍で行きづらくなり、国内旅行への需要が高まっています。
かつてはGO TOトラベル、現在は全国旅行支援などに後押しされて、国内旅行はさらにブームとなっています。
旅行のテーマと言えば「ご当地グルメ」「温泉」などがありますよね。
雲海に浮かぶ「天空の城」竹田城などがCMや映画などで紹介され、TVでも城をテーマにした番組が放送されたおかげで、今「城ブーム」がおきています。
旅行のテーマとして「城巡り」をもってくる方も増えています。
今回は「城巡り」をいかに楽しむかを解説していきます。
ご参照ください。
日本の名城とは?
城といえば、大きな公園の中に見上げるように天守閣がどーーん!
というイメージをお持ちではないでしょうか?
しかし日本には実は現存する天守が12しかないんです。
「え?だって日本100名城とか紹介されてるよね?」
と思いますよね。
城の種類を解説します。
天守のある城
日本の城の天守(城の中で一番高い構造物)のうち江戸時代以前に建てられて、そのまま保存されている天守を現存天守といいます。
その天守が12で以下のように貴重な城として保護されています。
「国宝五城」・・・松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城
「重文七城」・・・弘前城、丸岡城、備中松山城、宇和島城、松山城、丸亀城、高知城
これ以外の天守は、「復元天守」「復興天守」「模擬天守」と区別されています。
日本に残る城と城跡
日本全国に残る城跡は3~4万箇所といわれています。
そのほとんどが山全体を要塞とした防御に優れた戦用の城で、住居はふもとの居館を持つことが多い山城です。
日本城郭協会の選定委員が100名城の基準としたのは以下の3つです。
➀優れた文化財・史跡であること
➁著名な歴史の舞台であること
➂時代・地域の代表であること
100名城は当然ながら天守を持たない城も沢山含まれています。
城めぐりの楽しさとは?
城めぐりの目的は、一言でいえば達成感です。
私の場合城めぐりには、日本100名城と続日本100名城(公益財団法人日本城郭協会が定めた城)を廻りつくすという目標をかかげています。
全部で200名城となりますので、日本全国を回らねばならず、途方もない時間がかかりますが、全てを攻略・コンプリートすることを夢見て頑張っています。
城めぐりで得られる楽しみ
・歴史への興味と知識
たとえば一夜城は、豊臣秀吉が小田原城の小田原北条氏を討つために建造した城ですが、そのときに関わった武士は誰だろう?小田原を包囲するために周囲のどんな城から落城させていったのか?と興味の幅がひろがります。
・戦略的な城の構造に詳しくなる
天守もない地味な山城なのに、堀や馬出しなど敵を討つためのしかけがちゃんと残っていたりします。
当時の武士の気持ちになって戦略を練るなど楽しめます。
・ご当地名物を楽しめる
全国各地、全ての県を廻ってご当地の食べ物やお土産、温泉などを楽しめます。
たとえば、石垣一夜城は、鎧塚ファームの隣にあります。
ボランティアの方の解説を聞いた後は、鎧塚シェフの美味しいケーキやパンに舌鼓を討つことができます。
城めぐりを楽しむための本
この本を1冊持ち歩いて旅に出ることで、全ての県に散らばる名城200の城を網羅することができます。
城めぐりのスタンプラリー
城巡りの楽しみ方のひとつにスタンプを集めることがあります。
お城巡りのスタンプには大きく分けて2種類あります。
御城印
神社仏閣で頂ける御朱印と同じような「御城印」というものもあります。
現在御城印を販売しているお城は全国で1413城あります。
日本100名城・続100名城のスタンプ
こちらは前述した本の巻末にあるスタンプ帳にお城に無料(入館料別)で設置されたスタンプを押印するものです。
まとめ
如何でしたでしょうか?
実は私が城巡りを始めたきっかけはFacebookです。
「城好き、歴史好きグループ」の記事から「日本の名城」の本を知りました。
城を巡った記念でその本にスタンプを集め、城巡りの楽しさや思い出を投稿するのにFacebookを利用しています。
全国にはお城ファンが沢山います。
その方たちとお友達になってモチベーションをあげて、是非全国制覇を目指してみてください!