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小学生の時計問題は紙より前におもちゃ 時計で練習する

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小学生の時計問題は紙より前におもちゃ時計で練習する

低学年の発達段階では具体物での操作が必須

学校というところは、通常子どもの学力を評価するのにペーパーテストを使用します。そのため、必然的に練習も紙でできたプリントやドリル、ワークと言ったものですることが多くなります。

しかし、低学年での発達段階では多くの子が紙(2次元空間)での操作になれていないか、能力上無理があるのです。

そこで、具体物を活用することになります。大抵の小学校では、入学時に算数セットの購入を奨めているいるはずです。(ただし、最近ときどき「強制購入」はさせないという学校もあるようです。その場合は、授業でも使わない可能性があります。)

本来、義務教育ですから学校で一人1セット用意しておくべきですが、そんな学校はまずないでしょう。

算数セットは家庭用にもう1セット用意しましょう

また、どこの学校でも算数セットは教室のロッカーに置きっぱなしです。

なので、できれば家庭での学習のためにもう1セット用意しておきましょう。少なくとも、計算カードと時計くらいはバラ売りで購入しておくべきです。

なぜならば、とくに時計の学習にかける学校での指導時間が短すぎるからです。

小学校での時計学習の指導時間

現在、小学校では低学年の算数で、時計の学習を次のように実施しています。(東京書籍の例)

1年生
●時計の目盛りと長針,短針の機能

●何時,何時半の読み方 ・・・・・・・・・ 1時間
●何時何分の読み方  ・・・・・・・2時間
2年生
時刻と時間の概念,区別 ●1時間=60分,1日=24時間の単位関係
●午前,午後の意味・・・  ・・・・2時間
3年生
●時刻と時間の求め方 ●時間の単位「秒」の概念

●1分=60秒の単位関係発展 時間の加減計算(繰り上がり,繰り下がりあり)・・・・・・・・・・ 4時間

上記3年間で学ぶことを簡単にまとめますと、

  1. 時刻を読む(何時何分何秒)
  2. 時間を計算する(何時間何分)
  3. 時刻を求める(何分後、何分前は何時?)
  4. 時間の単位関係(日、時、分、秒)となります。

学校で算数セットを用いて指導する時間は十分ではない

とくに、算数セットに入っているおもちゃ時計を使っての学習時間は十分とは言えません。「購入するのなら家に置いておきたいよ。」と言いたいくらいです。

学校では、十分におもちゃ時計での操作をやらないうちに紙の問題をやらせるので、多くの子がここで算数のつまづきを見せています。

アナログの時計なんて読めなくたって、現代では日常生活に支障をきたすことはありません。そういう考えから、先生も親もますますいい加減な指導になっているかもしれませんね。

しかし、時計学習は日常生活で時刻を読むためだけにあるのではありません

時間の概念を始め、時間の単位、12進法と60進法、曲がった数直線の読み取り、そして高学年では角度、円グラフ、速さなどの学習につながっていきます。

なので、低学年での時計の学習がいい加減になると、ますます算数嫌いになる機会が増えていくことになってしまいます。

1年生になるまでに時計になれておく

学習指導要領によれば、1年生では、「時刻の読み方を用いて,時刻と日常生活を関連付ける」となっています。

学校だけでなく、できれば入学前からアナログ時計を日常生活に生かしておくといいですね。

家庭内の身近なところにアナログ時計を置いたり模擬時計を使うことにより、「時計を見て自ら動ける子」になっておくのが理想的です。

長針に注目して1分おきと5分おきの時刻を学ぶ

1年生で、「何時何分の読み方」を学びますね。これが、最初のハードルと言えます。

すなわち、これが読めるということは、メモリが読めるということだからです。

メモリとは言い換えれば「数直線」です。数直線についてはすでに学んでいますが、円の一部である曲がった数直線には慣れていません。

アナログ時計のメモリについて学ぶ

数字と数字の間はメモリによって5つに区切られている(注意!メモリが5つあるのではありません。)ことと、書かれている数字はそのまま読むのではなく5倍して読むことを理解させる必要があります。

これ、1年生には結構難しいはずです。

数字と数字の間がいくつに区切られているかを意識することは重要です。3年生の秤のメモリの読み取りや、その後のグラフのメモリの読み取りにつながります。

分針の読みとともに5とびの数を学ぶ

声を出しながら時計の針を細かく動かしながら、読む練習をすべきです。

そして、記憶力の発達してる子や算数大好きな子には、5の段の九九(2年生で学習)を先取りして唱えさせるのもいいかもしれません。

算数セットの時計で時計をマスター

2年生の算数の目標は、「日,時,分について知り,それらの関係を理解する」となっています。

これをマスターするには、算数セットの時計が必須アイテムです。

模擬時計や紙に書いた時計ではだめです。すなわち、長針と短針の長さや違いがはっきりと分かる時計で、長針と短針がきちんと連動する時計です。たまに粗悪品があったり、何度も使っているうちに連動しなくなる場合がありますので注意する必要があります。

とくに、3年生で学ぶことになっている「時間と時刻を求める」は、紙での操作の前に十分に算数セットの時計で操作する必要があります。

これが、意外となされていないため苦手になる子が増えます。

多くの学校が2年生の終わりに算数セットを家に持ち帰らせてそのままになります。当然、学校でおもちゃ時計を操作しての時計学習はほとんどしないでしょう。

なので、3年生こそ家庭で算数セットを活用する良い機会と言えます。

3年生段階で、まだまだ足し算・引き算・掛け算・割り算の練習が不十分な子が大勢います。

放っておくと、中学生になっても暗算すべき計算を筆算でするために問題を解く時間がかかりすぎてテストが全部終わらないという事態になりがちです。

時間の計算も同様なので、3年生(以降)での算数セットを大いに活用しましょう。

関連→計算カードの使い方次第で2年生までに算数の基礎力が確実に身につきます 

時計の学習はほかの算数学習にも関連してきます

3年生では、アナログ時計で学んだ、円の数直線を「はかり(秤)で重さを読み取る」ことに応用します。

また、東書の発展学習で扱っていますように、60進法の理解も重要です。繰り上がり、繰り下がりの計算の得意な子には、時計の筆算を教えるのもいいかもしれません。

そして、5年生では、速さの学習をしますが、十分に理解できないまま中学校で苦労する子がたくさんいます。

また、5年生での円グラフの学習は社会科の資料の読み取りにもつながっています。

算数セットの時計の針が連動しなくなったら、ばら売りか100均時計

算数セットがなかったり、セットの中の時計の針が長短連動しなくなったら、新しいのを購入しましょう。

ネットで検索すると、高価な知育時計を購入することもできますが、要は本物を使えばいいのです。家にある古くなった掛け時計でもいいし、100均でも購入することができます。

カバーを外して、電池を入れなければ、れっきとした学習用時計になります。ネットから算数学習用の文字盤をダウンロードして貼り付ければ、さらに良くなります。
こちらは、参考サイト↓

https://chiik.jp/articles/al3Mj

https://setsukodiary.com/yojichiiku/handmade-clock

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