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目の前で人が倒れたら、あなたはどう行 動すべきか?

目の前で人が倒れたら命を守る行動を!

最悪なのは「見て見ぬふり」です。
他の人はどうあれ、あなただけは見ぬふ
りはすべきでありません。

電車内での実体験

私には若い頃こんな経験がありました。
営業の出張で東京から千葉県に向かう10
両くらいの列車に乗りました。

千葉県に入ってしばらくしたころ、私の
座席の向かい側に座っていた女性が突然
ドサッと倒れたのです。

誰も動かないので、私は行動を起こしま
した。

とにかく車掌に連絡をと思い、進行方向
に歩きだしました。まだ立っている乗客
も多く、車掌がいる(先頭?)車両まで
進むのにかなり時間を要しましたが、遂
に車掌に連絡することができました。

その車両は急行か快速でしたが、車掌は
機転を利かせて停車駅でないところで停
車させる手配をしました。

そして、そのあとがよく思い出せないの
ですが、現場に戻ってみると、肝心の女
性がいないのです。

おそらく、その後回復した女性は恥ずか
しくなって降りてしまったか別の車両に
移ったかしたのでしょう。私もばつが悪
くなって、その後の経過を確認すること
なく、ほかの車両に移ってしまいました。

もしもの場合の協力体制

その時を振り返るとき、私は次のように
反省します。

1.倒れた人の状態を確認すべきだった
2.居合わせた人との作業分担をすべきだった

倒れた人の状態を確認すべし

私が遭遇した女性は、もしかするとてん
かんなどの発作で一時的に倒れただけで、
ひと声かければ意識は戻ったのかもしれ
ません。

そういう場合は、なにも列車を止めるよ
うなことをする必要はなかったわけです。

声をかけたり肩をたたいても反応がない
ときは、意識喪失して心肺機能もストッ
プしてるかもしれませんから、緊急にな
すべきことは心肺蘇生を施すことです。

今ならば、車掌へ連絡は他のだれかに任
せて、私自身は胸骨圧迫による心臓マッ
サージを躊躇なく実施するでしょう。

当時は携帯やスマホはありませんでした
が、今なら意識がなければ即119に電
話すべきでしょうね。

居合わせた人との作業分担をすべし

全部自分で解決しようというのも間違い
でした。

車内には何人も人がいるわけですから、
ひと声かければいいわけですよね。「お
医者さんか看護師さんはいませんか?」
と。

いなければ、連絡係を手分けすればよか
ったわけです。

今なら、指名して
「あなたは119してください。」


「あなたは、後方車両に車掌を探してく
ださい。」
「あなたは前方車両に・・」
「あなたは後方車両に医療関係者を探し
てください。」
「あなたは、前方車両に・・」
「あなたは、私と交代で心臓マッサージ
をお願いします。」
「あなたは女性なので人工呼吸をお願い
します。」等々

当時もこのようにできればよかったのに
と思います。

今ならこのように行動する覚悟はできて
います。

倒れた人を見た時の具体的な行動とは

まとめますと、

1.意識と呼吸を確認する
2.1の確認ができない場合 
 周囲の人と次の作業を分担する
 ①119に電話して救急車を呼ぶ
 ②近くにAEDがありそうな場合は、
  AEDを探してくる。(駅やコンビニ
  など。スマホでAEDマップ検索)
3.心肺蘇生法を施す
 ①胸骨圧迫
  救急隊が来るまで続ける。
 ②可能な場合は人工呼吸
 ③AED

胸骨圧迫(心臓マッサージ)の重要性

人の命にとって最も大切なことは、心臓
が動いていることです。なので、ほかの
ことを差し置いても早急に心臓の機能の
回復を図らなければなりません。

胸骨圧迫の目的は、胸骨(心臓を守って
いる胸中央の骨。心臓はほぼ胸の中央に
ある。)の上から掌の力を加えて心臓に
刺激を与えることです。

大人の場合約5cm凹むくらい(幼児以
下は体の厚みの1/3程度)押します。1分
間に100~120回の速さで続けます。

通常救急車が来るまで5分から10分かか
りますから、その間一人では大変なので
なるべく交代しながら実施します。

詳しくはこちらを参照

AEDの役割

AEDは、電気ショックを与えることによ
って心臓の痙攣を止める働きをするもの
です。英語では、automated external
defibrillatorすなわち、自動体外式除
細動器 の意味です。

胸骨圧迫とは別の目的を持つ器械ですの
で、これを持ってきたからと言って胸骨
圧迫をやめていいわけではありません。

AEDの扱いは難しいので、AEDのケースを
開けて電源をONにすると、音声案内が流
れてきますので、それに従って行動すれ
ばよいようになっています。

これも詳細はこちら

以上、簡単にまとめてみましたが、
重要なことは、
日ごろからあなたが倒れた人を助けなけ
ればならない状況を想定しておくことで
す。

そして、機会があれば進んで心肺蘇生法
や防災の研修を受けることです。

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