世界の長寿者はチョコレート好き
フランスで122歳まで生きた方は,
週に900gのチョコレートを
食べていたそうです。
母の96歳の誕生祝いに
従姉妹がチョコレートを
送ってきました。
実は,いとこは長生きの老人が
チョコを好むことを知っているからです。
なぜなら、
彼女もやはり90代まで生きた伯母
を介護した経験があるので、
チョコが良いことをよく知っているのです。
最後に伯母を見舞った時に、
私はそれを知ったのです。
すなわち、
伯母は東京の下町で一人暮らしでしたが
寝たきりでもないので、
食べる気になれば隣の食堂で食べること
も出前を頼むこともできるのですが、
結構気ままな食生活でした。
週2,3回介護に通ってくる姪(私の従
姉妹)は心配して、隣に声をかけてはあ
りましたが、予防策として、日持ちの良
い菓子などを伯母の部屋に置いておくこ
とにしてました。
で、なぜかチョコレートだけが毎回
減っているか袋が空になっているか
だったそうです。
私はその時思いました。
「人間、チョコレートだけで生きていけ
るんだ。」「年寄りはチョコレートが好
きなんだ。」と。
介護施設でお世話になっている母は、
この頃飲み込みが悪いので、ほとんど流
動食になっています。
私が訪問したときや家に連れてきたとき
には、施設の食事をカバーする意味で
母の好きなものを口に入れるように努力
しています。
例えば甘酒をとろみを付けて飲ませたり、
どろどろ御飯の上に梅干しの皮でない部
分を載せて食べさせるなどです。
また、スイーツとしては、ねっとり系の
プリンも喜んで食べています。
ところで、
私は母も好物のチョコレートをどうやっ
て食べさせようかと悩んでいました。
硬いので食べにくいと思い融かしてみて
も、すぐに固まってしまいます。
かといって、融かしたものをお湯で割っ
たら、今度はチョコの味がしなくなって
しまいました。
そんなときに、従姉妹からの贈り物があ
ったのです。
私は、チョコは無理だよなと思いました
が、一応母の所に送ってきたものなので、
母の目の前で包みを開けました。
中から出てきたものは、巾着風の小さな
包み紙が多数はいっていました。
そして、さらにその巾着を開けると中に
はつぶつぶの葉っぱ型のチョコが入って
います。
すると、それを見た母が手を伸ばしてき
たではありませんか。
手足が不自由になっている母が手を伸ば
すなどという動作をするということは余
程の関心を示したときだけなのです。
私自身試食してみて、この小ささなら短
時間(1分以内)で口溶けするので大丈
夫と判断し、
小さいのでなかなかつまめないでいる母
を助けて、ひとつぶ口に運んであげまし
た。
念のため、そのあとにとろみを付けた甘
酒と一緒に嚥下させましたが、これなら
好物のチョコを母は諦める必要がない、
と知った瞬間でした。
チョコレートの効果
正式な機関で実施した健康調査アンケー
トで、チョコレートには「活力や心の健
康に効果あり」と確認されています。
まとめますと、
1.カカオポリフェノールには「殺菌作
用」がある。
2.カカオポリフェノールは虫歯菌の働
きを軽減させる。
3.カカオポリフェノールは、血圧を低
下させる。
4.カカオポリフェノールの「抗酸化作
用」は、老化を防ぐ働きもある。
・動脈硬化を予防する効果
・シミ・シワなどが増える「老化」を
予防する効果、
5.カカオポリフェノールには「殺菌作
用」があり、虫歯菌の働きも軽減
食べすぎて太ることを心配する方もいる
でしょうが、1日25g程度(35gまで)
ならば影響はないことも分かっているよ
うです。
また、チョコが虫歯菌にもいいとは言っ
ても、糖分を含んでいるので食べたあと
には歯磨きが必要なことは言うまでもあ
りません。
このように、
チョコレートは、老人に良いことはもち
ろん、老化防止のために日本人全体が取
り入れたい食習慣ですね。
チョコレート接種のタイミング
食べ過ぎて虫歯になったりしないためにも,
カカオ分72%以上の少し苦めの
チョコレートが良いですね。
それを一日25gと言いますと,
5かけらくらいになります。
ところで,
5かけらのチョコレートを
いつ食べるのが良いのでしょうか。
実は,これまで主にカカオポリフェノール
の効果についてお伝えしましたが,
カカオプロテインの効果にも注目
する必要があります。
カカオプロテインには便通改善
効果があるのです。
ということで,
チョコは3食の食前に
食べるのが効果的なのです。
そして,あと2個は
10時と三時のおやつに
食べましょう。