広告 迷惑、注意

マイクロソフトサポートを装う詐欺に騙されないように!

私は、最近ブラウジング中に不正な警告に遭遇しました。

マイクロソフトの名前を騙り、ガイド音声や警告音とともにブラウザーに表示される詐欺的な警告メッセージです。

私の経験から、こういった詐欺からの警告への対処法について紹介します。

この詐欺警告が表示されると、ブラウザーが操作不能となり、特定の電話番号に連絡するよう求めるメッセージが表示されます。

しかし、この警告はマイクロソフトからのものではなく、その内容は虚偽です。絶対にその電話番号にかけないようにしてください。

『この PC へのアクセスはブロックされました』は詐欺!

ほかにも、『このウィンドウを閉じると、個人情報が危険にさらされ Windows 登録が停止されます』
『この重要な警告を無視しないでください』
などのメッセージが出ます。こちらはあくまで一例で、類似した内容で表示される場合があります。

偽警告画面の例

こちらはあくまで一例です。類似した内容や別の電話番号が表示される場合があります。

マイクロソフトからのエラーメッセージや警告メッセージに、電話番号は記載されません。

マイクロソフトはサポート料金をビットコインやギフトカードで請求することはありません。

マイクロソフトは、メールや電話を通じて個人情報や財務情報を尋ねたり、コンピューター修理を提供するために連絡を取りません。

マイクロソフトとのすべてのコミュニケーションは、ユーザーから発信されるものです。また、
マイクロソフトのサポートオペレーターは社員証を提示しません。

こうした詐欺は、不正な警告音や警告メッセージを通じて被害者を焦らせ、偽のサポートに連絡するように誘導します。

マイクロソフトサポート詐欺画面が表示された場合の対処法

サポート詐欺は、ウイルス感染により深刻な被害が出ているように見せかけ、けたたましい警告音を流すことで、被害者を焦らせ、偽のサポートに連絡するよう誘導します。サポート画面が表示されたら、落ち着いて、次の対処を実施してください。

サポート詐欺の画面の内容や偽のサポートオペレーターの指示には、従わない

サポート詐欺の画面はマイクロソフトから配信したものではなく、記載されている内容は事実ではありません。また、マイクロソフト サポート オペレーターが社員証を提示することはありません。サポート詐欺の画面の内容や偽のサポートオペレーターの指示には、従わないようにしてください。

ボタンをクリックしない

サポート詐欺の画面に表示されているボタンはクリックしないようにしてください。

画面に記載されている番号に電話をしない

マイクロソフトのエラーメッセージと警告メッセージに、電話番号が記載されることはありません。電話をかけると、サポートを装う第三者が、金銭の支払いなどに誘導します。絶対に電話をかけないようにしてください。

実は私、最初にこの詐欺に遭遇したときにパニックになりまして、電話をしてしまったことがあります。相手は外国人で言葉がうまく通じないのが幸いしました。めんどくさいことやらせるなと思ったときに、ふと我に返って電話とPCの電源を切ったという経験をしました。

サポートツールや遠隔操作のソフトを、インストールしない

サポート詐欺では、サポートをするためのツールを装い、被害者の PC を意のままに操るためのツールをインストールさせるよう誘導する場合があります。ツールのインストールを求められても、決して許可しないようにしましょう。

サポート料金の名目で支払いを求められても金銭を支払わない

マイクロソフトのサポートは、一方的にサポートを提供してサポート料金を請求することはありません。特に、ビットコインやギフト カードの形式でサポート料金を請求することはありませんので、これらの支払いを求められた場合は注意してください。

サポート詐欺の画面を終了する

サポート詐欺の画面は、ブラウザーの画面を全画面で表示したり、複数の画面を重ねて表示したりすることで、画面を操作することができないように見せかけます。画面を操作することができない場合は、キーボードの「Ctrl」「Alt」「Del」の 3 つのキーを同時に押して「タスクマネージャー」を起動し、ブラウザーソフトを選択し、「タスクを終了」してください。偽警告画面を閉じることができます。

サポート詐欺の指示に従ってしまった場合の対処

サポート詐欺の画面の内容や偽のサポート オペレーターの指示に従ってしまった場合は、以下の対処を検討してください。

サポート詐欺の画面に表示された番号に電話をした場合

電話で指示された内容には決して従わず、金銭も支払わないようにしましょう。また、後日、偽のサポート オペレーターが、あなたの電話に繰り返し電話をかけてくる可能性があります。着電しても、応答せず、着信拒否の設定をすることをお勧めします。

指示されたソフトウェアをインストール・遠隔操作を許可した場合

偽のサポート オペレーターが指示したアプリやソフトウェアをインストールしてしまった場合は、それらをアンインストールしてください。もし、どのアプリかわからない場合は、システムの復元やリセットを実施することで、以前の状態に戻すことをお勧めします。

マイクロソフトサポート詐欺の画面を閉じる方法

ブラウザーの通知の許可をクリックした場合、サポート詐欺の画面を閉じても、繰り返しサポート詐欺の画面が表示されてしまいます。

その場合は、ブラウザーの通知の許可をしている可能性がありますので、ブラウザーの設定から通知の許可を取り消してください。

手順 (Microsoft Edge)

ブラウザの右上にある三つ丸のボタンをクリックする

⇒[設定] をクリックする

⇒[Cookie とサイトのアクセス許可] をクリックし、[通知] をクリックする

⇒[許可] の項目にあるサイトの右にある三つ丸のボタンをクリックし、[削除] をクリックする

金銭の支払いをした場合:

偽のサポート オペレーターの指示に従い、金銭を支払った場合は、警察などの法執行機関に相談することをお勧めします。

また、クレジットカード番号を伝えた場合は、クレジットカード会社に相談することをお勧めします。

上記の対処に加え、サポート詐欺の被害に遭った可能性がある場合は、マイクロソフトがサポート詐欺の被害状況を把握できるよう、こちら (https://www.microsoft.com/ja-jp/concern/scam?rtc=1) から報告してください。併せて、お住まいの地域の法執行機関にも報告することをお勧めします。

本件に関するお問い合わせは、マイクロソフト カスタマーサービスまでお願いいたします。
Microsoft サポート
公式サイト https://support.microsoft.com

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