福田栃木県知事がLRTの東武線乗り入れを公約
9月11日の下野新聞は、11月の栃木県知事選挙に出馬表明した福田富一知事は公約の一つとしてLRTの東武線乗り入れを目指すと表明したと報道しました。
なんとなく、東武乗り入れの話なんて絵空事のように感じていましたが、さすがですね。左翼の政治家はこういう夢のある政策を掲げることができない分自民系に叶いませんね。なにせ反対ばかりですから。
それにしても、もしかするとLRTを構想する時点からこの「東武乗り入れ」は織り込み済みだったのではないでしょうか。それは、この記事を最後まで読んでいただけると納得しますが。
盛況の宇都宮LRTライトレールが開業1周年祝賀イベント
宇都宮市は、宇都宮ライトラインの開業1周年を記念し、8月25日(日)に「ライトライン・バースデイ・パーティー」を開催しました。宇都宮駅東口とライトライン車両基地を主な会場とし、様々なイベントで盛り上がりました。
さて、
開業男後のこの1年間は少々のマイナス点もないわけではありませんが、一言で言えば「大成功」で反対派の声など違和感でしかありません。こうなると、それだけでは収まらないのが、「宮っ子」ではないでしょうか。「今度は西だ!」という声があふれかえりそうです。
そもそも、宇都宮のLRT建設のきっかけは、宇都宮市東部にある清原工業団地の就業人口が1万人以上に膨張したことでした。
通勤時の道路渋滞が慢性化して、東京の本社から清原工業団地の工場に出張するのに、新幹線で50分しかかからないのに、宇都宮駅から工場までは1時間30分もかかってしまうこともあるようです。
しかし、宮っ子(宇都宮の人間)にとっては、宇都宮市東部のことよりも、昔から国鉄(今のJR宇都宮駅)と東武(東武宇都宮線のターミナル駅)が離れていることが不満でした。
宇都宮のLRTは西に延伸してこそ意味がある!
先日、初めてLRTライトラインに乗ってきました。さすがに快適な乗り心地でしたが、古くからの宮っ子としては宇都宮を走っている気がしませんでした。
私は江曽島と南宇都宮の出身ですが、当初の計画では宇都宮駅東口までと聞いてガッカリしました。
やはり、大方の宮っ子は西に延伸することを含めてLRTの開業に賛成したのではないでしょうか。
今、西口への延伸計画が進んでいることは歓迎していますが、やはり「東武」への乗り入れるような計画にはなっていません。
宇都宮LRTライトラインの東武乗り入れは夢ではない!
まあ、乗り入れなくても、大通りの停留所と東武の駅はで5分程度しか離れていないわけですから、利用者にとってはどうということもないわけですが、乗り入れが実現するならば、利用者を大幅に増やす効果は見込めるはずです。
ところで、その東武乗り入れが全くの夢ではないことが分かりました。
それは、LRTの線路幅が1067mmということが判明したのです。このサイズは、すなわち既存の鉄道路線と同一サイズなんです。さすがです。将来の可能性が少しでもあれば、ちゃんと準備しているんですね。
東武線につながれば、LRTがそのまま栃木市まで行くことも可能ですし、逆に東武鉄道からライトラインに乗り入れる専用車両を作っていただくのも夢があっていいのではないでしょうか。
観光客のためにも、ビジネスにとっても、メリットしか考えられません。是非実現にもっていってほしいですね。
宇都宮LRTライトレールは日光線鶴田駅まで延伸可能!
東武宇都宮線だけでなく、さらにJR日光線への乗り入れも可能になりますよね。
東武宇都宮線はJR日光線と南宇都宮-江曽島間で交差していますので、日光線へ乗り入れし、鶴田駅までLRTが延伸することは難しい工事ではないように思います。
こんな夢のような構想を考えている人はいないかもしれませんが、現段階で進んでいる西への延伸だけでなく、南西への延伸も実現できたらいいなと思います。
宇都宮市南西部の関係する方々が誘致の機運を盛り上げることが出来たらいいですね。