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子どもの才能を伸ばすために「教育」と 戦う

子どもの才能を伸ばすために「教育」と
戦う

子どもの才能を伸ばす5つの条件

有名なアメリカの教育学者ブルーム博士 が天才について研究した結果、次の5つの要素が重要であることが分かっています。

  1. 幼い頃から努力を始めること
  2. 専門家の指導
  3. 計画的な練習
  4. 優れた練習環境を持つこと
  5. 子ども自身が熱中すること

この5つの要素を子どもに保証するには, 親の覚悟が必要になってきます。

この中で最も重視すべきは,私は5であると思います。


熱中さえ保証できれば,子どもは自然に伸びていきます。

但し,現実にはそれを阻むものが無数にあるので,その点親の相当な覚悟が要求 されることになります。

さらに,子どもの熱中を持続させること を基盤として,1~4を注意深く実行していくことが求められてきます。

まず,前提条件として両親の考えが同じ方向を向いていることが重要です。

一方が突出した才能を持つ「変わった 子」を育てようとしているのに,一方が 個性を恐れて「みんなと同じ」的発想で子どもを育てようという考えではうまくいかないでしょう。

子どもの熱中と両親の一致した養育方針さえあれば,あとは1~4を実行していくのみです。

「熱中」をさます「教育」と戦う

ここで言う「教育」とは,学校教育やク ラブでの教育を言います。

教育は,一定の目的をもってなされます。 しかし,日本では多くの場合集団教育な ので,掲げている目標や方針とは違った 裏の目に見えない掟も働いています。

はっきり言って,個性をつぶす働きと言 ってもよいでしょう。そのために,上記 2~4の条件は入念に準備する必要があ るのです。

同時に,親は絶えず子どもの教育に関心 を持ってチェックし続ける必要があります。

わずかでも子どもの「熱中」(個性)を つぶす傾向が見えたなら,即座に介入すべきです。

まずは,子どもへの確認です。「熱中」 と逆行していないか確かめます。

例えば,スポーツへの熱中の場合,ハードな練習が子どものやる気をそいでいないか,それとも乗り越えようとして成長する余地があるのかをチェックすべきです。

前者であって指導者がそれに気づかないようであれば,即座に親が介入すべきでしょう。

もし,子どもが天才ならば子ども自身が解決できるかもしれませんが。

こんな例を聞いたことがあります。

あるプロ野球の選手の中学校か高校時代の話です。

あまりに練習がきつかったので練習から脱走したことがあったそうです。

それでも,彼は野球をやめるでもなく終いにはプロの選手になれたということは,そうした逸脱した行動に対して大目に見てくれる指導者や親のおかげであることは言うまでもありません。

世の中には,せっかく小学校・中学校と才能を発揮してきたのに,中学校で嫌になって終わり,高校で体を壊して終わりという例に枚挙のいとまがありません。

逆に,思うように成果が出せなくても,指導者にも恵まれて,好きなことの熱中を持続してきた結果,高校時代や大学に入ってから頭角を現して,ついにはオリンピックでメダルを取ったという話も聞きます。

幼児の才能は無限


毎年,新聞紙上で児童画の絵画コンクールの記事を見るたびに思うことがあります。

さすがに,賞を取る子の作品は見ごたえがありますね。それは,感じたことを思う存分に表現しているからです。

これは,その才能を見抜く親や指導者があったればこそのことと思います。

しかし残念ながら,ほとんどの子は小学校に入ると間もなくその才能が消えていきます。

それは,写実的であることが「上手」という周囲の大人や友達の常識によって消されていくのです。

これは,分かりやすい例でしたが,このようなことが学校では無数に存在しています。

集団教育自体がその役割を果たすのです。

図書室で読書に熱中していても,時間になれば止めなければなりません。理科の時間,外に出て植物の観察をしている途中に,面白い虫を発見してもいつまでもじっと見ているわけにいきません。


また,家に帰ってきてゲームに夢中になっている場合,大抵の親は眉をひそめてどうにかしてやめさせようとします。

その点,ある東大生の親の話では,思う存分やらせたと言います。ただし,土日に限っての話です。平日は,もちろん徹底して勉強なわけですが・・。

しかし,この話には,子どもの「熱中」を潰さないという親の覚悟が見えるのではないでしょうか。

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