小林先生紹介の自律神経コントロール法で便秘解消
順天堂大学・便秘外来の名医・小林弘幸先生が「徹子の部屋」で二つの自律神経コント
ロール法を簡単に紹介していました。
テレビのほかの番組でも紹介がありましたが、先生は便秘歴40年だったタレントの松本
明子さんを快便に導いたことでも話題になったことがあります。
便秘は、若い女性が悩むイメージですが、男性の便秘も50代から増え始め、75歳以降に
なると男女でほぼ同じ人数になっているそうです。
高齢になって多くなる原因として、最近注目されているのが自律神経の働きです。自律
神経には交感神経と副交感神経がありますが、腸では交感神経が働くとゆるんで動きが
弱くなり、リラックスして副交感神経に切り替わると腸が収縮し、蠕動(ぜんどう)運
動がよくなるため、よく動くようになります。
すなわち、この蠕動運動をつかさどってるのが副交感神経なので、副交感神経を上げた
ければ腸内環境をよくすればいいわけですね。
この腸を動かす副交感神経の働きは、加齢とともに(男性では30代、女性は40代から)
低下するために、高齢者に便秘が多くなるということがわかってきたのです。
小林先生は、「腸内環境」は糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、特に認知症予防にも重要
だと言います。そのためには、年齢とともに活性化が低下する副交感神経を上げておく
ことが、良い血流を保って便秘のない健康長寿の秘訣ということです。
小林先生おすすめの自律神経を整える便秘解消法
外出自粛でたまるストレス…
自律神経のスペシャリストで順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生が“心の健康”を保つアドバイスをしましたhttps://t.co/Yd9PrQFgwz pic.twitter.com/fRjvnOt3OY
— ねとらぼ (@itm_nlab) May 16, 2020
美容と健康、そして病気予防、老化予防にもつなげるためには、腸を元気な状態にして
おく必要があります。
小林先生がお奨めする「7つの腸活」は、毎日の生活の中で簡単にできるものばかりな
ので、今日から早速実践してみましょう。
まずは「30分だけ早起きをして、ゆっくりと目を覚ます」ことから始めます。
起床後に自律神経を徐々に副交感神経から交感神経に切り替えるために早起きをする必
要があります。朝あわただしく過ごしてしまうと交感神経が一気に高まって、その日1
日の自律神経のバランスが不安定になるので、腸を働かせるスイッチが入らないのです。
また、番組で特におすすめしていたのが、小林先生考案の特製「長生き味噌汁」を毎日
飲みましょうということでした。今では有名になっていて市販されていますが、簡単に
作れますよ。
腸の働きを良くする7つの腸活
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自律神経をコントロールするエクササイズ
ところで、小林先生は「徹子の部屋」で血流をよくして自律神経機能を高めるための体
操も紹介していました。
それは、両手を前に伸ばして組んだまま肩甲骨を回すという運動でしたが、この運動
「セルエクササイズ」と名付けて体系化しているんですね。
「医学的エビデンスに基づいて」などと名医に言われると、つい実践してみたくなりま
すね。本も出版されていますが、簡単にYouTubeでも紹介されています。
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