かんぴょうレシピコンテストに応募しました
栃木県干瓢商業協同組合が主催しました「かんぴょうレシピコンテスト」に応募しました。
私は、宇都宮で生まれ、現在は県南の干瓢産地に住んでいますので、常日頃干瓢の生産と消費の減少傾向を心配している一人です。
今回このコンテストを知った時に、普段ほとんど厨房に入らない私が作るとしたらどんなものをつくるかなと考えました。そこで、ふと思いついた料理がタイトルの「雷いなり餃子」でした。
カンタンでおいしい餃子レシピ「雷いなり餃子」
思いついた料理とは、タイトルからも想像できるように「いなり寿司の餃子バージョン」です。
最近では、市販の「いなり寿司」はほとんどが干瓢抜きです。昔はいなり寿司と言えば、干瓢で巻かれてるのが当たり前でした。
その懐かしき干瓢付きの稲荷寿司を餃子に替えたものが「雷いなり餃子」です。ここまで書けば、料理の得意な方は「なるほど」と思ってくださったと思います。レシピなど不要でしょう。
「雷いなり餃子」を栃木の人気餃子にしたい
最近は、栃木と言えば、日光とか那須よりも、「いちご」とか「餃子」で有名な気がしませんか?この餃子人気にあやかって干瓢の減少傾向にストップをかけようではありませんか。
簡単料理なだけあって、無数のバリエーションが予想されます。すなわち、「どういう餃子を使うか」、「どういう味付けにするか」、「干瓢をどう料理するか」によって、料理する方によって様々な仕上がりになることが予想されるのです。
かんぴょう料理のキモは干瓢の戻し方と煮方
普段台所に立つことのない男が「かんぴょう料理」をやってみて気づいたことは、かんぴょう料理のキモは「戻し方と煮方」にあると知りました。
なので、レシピを下に掲載しますが、内容は簡単でも、その熟練度によって食べた結果、「こんなもんか」と思う人と「かんぴょうってこんなにおいしいものだったか」と思う人と分かれてしまいそうです。
かんぴょう料理「雷いなり餃子」レシピ
- かんぴょう5本を水につけてその後塩もみし、洗い流します。
- 水からゆでてかんぴょうを戻し、ざるに入れて流水で冷まし、水を切ります。
- 鍋に、水300CC,砂糖100g・みりん50ml、醤油50ml, 顆粒だし小さじ1/2~1杯を入れて火にかけます。
- 沸騰してきたら弱火にして、かんぴょうを15〜20分ことこと煮込みます。
- 煮込んだかんぴょうをそのまま(できれば一晩)冷やしておきます。
- 生の餃子にかんぴょうを巻きます。巻き方を工夫しましょう。
- 取っておいたスープに餃子を入れて15分ほど弱火で煮込んで出来上がりです。
是非自作してみてください
出来上がったものを試食してみて感じたことは、かんぴょうの良さはその食材の食感にあると改めて思いました。かんぴょうの食感を生かした「雷いなり餃子」をぜひ自作してみてください。
ちなみに「雷」としたわけは、栃木名物の雷様ということもありますが、かんぴょうをグルグルと雑に巻いた様子が稲妻を想起させるからですが、「ずばり「干ぴょういなり餃子」というネーミングでもいいと思います。