じゃんけんは教育的ではないが子どもは喜ぶ
ジャンケンを遊びに使うには良いのですが、物事を決める時に安易にジャンケンで決めようとする傾向があるので、本当は教育的とは言えません。
そうしようとする動機は、出物事を決めることが公平だと思っているからです。しかし、実際は弱い立場にあるものは、やはりじゃんけんも弱いことが多いのです。
それを知っていてじゃんけんで決めようと提案する輩はずる賢いし、それを知らずにやろうとする輩は愚かだと思います。
私は学校で働いていたので、じゃんけんで物事を決めるやり方が教育の現場でも普通に行われているのを知っています。じゃんけんを採用したがる先生は、効率(時間節約)を重視しているか、じゃんけんが公平だと思っているかどちらかですが、私はそれを見るたびにがっかりしていました。
私のクラスでは、じゃんけんはそう簡単にさせませんでした。なぜなら、じゃんけんは最後の手段であって、その前に十分に話し合うことこそが教育的だと信じていたからです。
話し合いでよりよい解決策が見出されれば、自分が初めに考えていたことと違っていても納得できるのです。それに対して、じゃんけんで決めた場合は、納得できないまま諦めるしかないので、しこりや不満が残るのです。
なので、もし「じゃんけんで決めよう」という流れになった場合、あなたは「もう少し話し合おう。」と主張す
べきです。
それでも、じゃんけんとなった場合、なるべく勝ちたいですよね。そこで、次に、じゃんけん必勝法をご紹介します。
じゃんけん 必勝法と心理学
これは、私が小学校教師をしていた時、私が教師として強いところを見せたいと思ったことと、いつも負けてばかりいる子を勝たせたいと思ったことから研究して編み出した方法です。約70%の勝率になると思います。
じゃんけんの法則
1.最初にチョキを出す。
2.アイコになったらパ~を出す。
3.さらにアイコになったら、もう一度パ~を出すかグーを出す。
理由を言います。
1.多くの人は、最初にグーを出さないから、チョキを出すと勝つかアイコになる。
2.アイコになったら次に同じものを出すことは少ないから(グーかパ~を出すから)パ~を出すと、勝つか
アイコ。
3.2回目のアイコの次に、グーを出す場合は相手が普通の人の場合です。強い人は、ここで前回同様パ~を
出す可能性があるから、こちらもパ~にするのです。
3.のあとは任せます。相手が強いからなんとも言えないのです。
ちなみに、次のどちらかです。
①アイコになったものに負けるものを次に出す。(パ~でアイコならグ~。グーでアイコならチョキ。チョキ
でアイコならパ~。)
②つづけて同じものを出す。
いかがでしょうか。
次にちょっとした条件を言います。
じゃんけんの法則 適用の条件
1.この法則を使うときは、いきなりやる。即ち十分に考えさせる時間を与えない。そういうときはチョキかパ ~を出すものです。
2.おおむね3年生以上で使う。小さい子は初めにグーを出す子が多いのです。なので、低学年以下とじゃんけんするときは、初めにパ~です。もちろん早熟そうな子ならチョキですが。
3.性格的に、あるいは緊張してる・心を開いてないなどグーを出しそうな人の場合は使えないことがある。
以上、早速試してみてください。
「最初はグー」のルーツは志村けん
最近はジャンケンをするとき、「最初はグー」と言ってから始めることが定番になっています。これは、実はテレビ番組の「8時だョ!全員集合」のコントに志村けんさんが導入したことから流行りだしたんですね。志村さんは、行きつけの飲み屋でそれをやってるのを見て導入したということです。
ところで、この「最初はグー」はジャンケンの法則の確率をあげるのにも役立っています。なぜなら、最初にグーを出させてしまえば、次にグーを出す確率が下がるからです。
参考:日本ジャンケン協会