第163回直木賞作家 馳星周おすすめ作品を紹介

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第163回直木賞作家 馳星周おすすめ作品を紹介

第163回直木賞 馳星周著「少年と犬」は感涙作品!

この作品のタイトルを見た時は愛犬家である
馳さんが犬を題材に書いた作品は
どんな作品なんだろうと心惹かれました。

今回受賞された作品は感涙作で、
良い意味で裏切られたと思ってしまいました。

私の中で馳星周さんと言えば
ハードボイルドやノアールの
イメージがとても強いです。

そして馳星周さんの作品は何度も
直木賞の候補作になっています。
その中でもおすすめの作品を
ピックアップしてみました。

馳星周のデビュー作 【不夜城】

馳星周さんは「不夜城」がデビュー作です。
この作品は、第116回の直木賞候補となりました。

「不夜城」といえば、
1998年に日本で映画になり、
2016年には韓国ドラマにもなった作品です。

舞台は歌舞伎町です。

日本一の歓楽街が今や中国人たちが勢力争いを
繰り広げる街に変わっています。

そんな中国人黒社会を器用に生き抜く劉健一でしたが、
上海マフィアのボスの片腕を殺して逃亡していた元相棒が
戻ってきたことにより事態が変わっていきます。

嘘や裏切り、マフィア同士の探り合い。
各々の思惑がうずまくハードボイルドです。

ありきたりな言葉ですが、読んでいるうちに
どんどん引き込まれていきます。

普通に生活をしていたら絶対に混じり合わない
世界がえがかれているので異世界のような、
恐いけど覗いてみたいような、
不思議な感覚になります。

もちろん舞台は歌舞伎町なので日本ですし、
映画や歌などでも使われる有名な街です。

夜の街というイメージが強いですが、
カフェやカラオケなどもあり、
1日中人が多い印象があります。

しかし、まさかあの街で、
実は知らないところでこんな裏の世界が
あるのかもしれない。と想像してみると
歌舞伎町も違った感覚で見えました。

不夜城は続編が2作出されています。

●鎮魂歌(レクイエム) 不夜城Ⅱ

●長恨歌(ちょうこんか) 不夜城完結編

Ⅱは不夜城の2年後が書かれた作品でに
なっています。

完結編は主人公は違いますが、
不夜城の時の劉健一と同じ立ち位置で
描かれています。劉健一は情報屋となって
主人公と絡んでいきます。

続編も必見です。

馳星周ワールド【約束の地で】壮大な北海道をリアルに描く

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この作品も、第138回直木賞の候補にあがりました。

舞台は北海道です。

5編の短編小説で、お金、DV、
介護、孤独など人々のやるせなさや
哀しみ、憎しみなど人の暗い部分が
えがかれています。

人々の暗部をリアルに書かれている所が、
馳星周ワールドを感じます。

馳星周さんの出身の北海道が舞台なので、
背景も北海道弁が使われていたり、
壮大な大地のイメージが作り込まれています。

さみしさを感じさせる部分があり、
読んでいて悲しく、
心が苦しくなってしまうほどに
よく出来ている世界観です。

読み進めていくたびに、救いのなさ、
酷さみたいなものを突きつけられた
印象がありましたが、読み終わったあとは
読んでいる時は辛かったし、苦しかったけど
読んでよかったと思わせてくれる作品です。

一編一編休みながら読まないと
心が持たないかもしれません。

馳星周作 「アンタッチャブル」はコメディノアール

こちらは、第153回 直木賞候補作です。

警視庁公安部の「アンタッチャブル」と
捜査一課の「落ちこぼれ」コンビの
コメディ ノアールです。

容疑者追跡中に人身事故を起こした宮澤が
捜査一課から警視庁公安部に移動になります。

そこで宮澤に命じられたのは、
かつては将来の警視庁長官と有望視されていた
上司椿の行動を監視することでした。
妻の浮気と離婚を機に頭がおかしくなったと
噂されている椿とのコンビですが…。

今まで作品とはかけ離れたコメディーです。
ただ、引き込まれる世界観、
テンポよく展開されるスピード感は
さすが馳星周さんの作品!と思わせてくれました。
一気読み出来てしまうほど次の展開が気になる
作品でした。

まとめ

今回、3作品とも違った作風のものを
ピックアップしました。

作風は違いますが、どの作品もテンポ
だったり、背景がしっかり書かれていたりと
読み進めるうちに引き込まれる世界観は
やはり馳星周さんならではだと思いました。

ハードボイルドやノアールが印象強い
ですが、違う作品を読ませていただくと
こういう作品も書かれるんだなぁと
違う発見があり、また新作を読むのが
楽しみな作家さんです。

馳星周さん原作の映像作品を楽しもう

馳星周さん原作の映像作品は、「不夜城」だけではありません。

馳星周原作映画「漂流街THA HAZARD CITY」

2000年の作品です。

主人公は日系ブラジル人マーリオ。
中国人マフィアと関西のやくざの取り引きの隙に、
大金と覚醒剤をかすめ取る事に成功します。
どつぼにはまっていく主人公の
たった1人の逃亡劇をえがいた作品です。

馳星周原作映画「M」

2007年の作品です。

些細な事がきっかけで異常な性の世界
にはまった者たちの物語です。
異色な作品が書かれた4編からなる
短編集です。

上記2点も原作本があります。

映画もスピード感があって面白いですが、
映像の中では感じられない人それぞれの
考えや感情などの人間味が原作の中では
感じられるので映画と原作両方合わせて見てみると
片方では味わえない違った感覚が味わえます。

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