英検の3級を合格することは難しいことではありません。
と言っても、漠然としていますね。具体的には、中学校2年生時点で英語の点数が平均点程度であればOKです。やりようによっては平均点以下でも可能性がありま
す。
その根拠を以下に示します。
英検3級配点から見る合格点獲得法
3級の試験内容と配点は次の通りです。
Reading・・・550点
Writing・・・550点
Listening・・550点
Speaking ・・550点
このうち、上の3試験が1次試験になります。計1650点中1103点が合格ラインとされていますから、67%すなわち2/3程度取れば2次試験に進めることになります。
これが「平均点程度」という根拠です。
試験に不合格になったある子どもに聞いたところ、「Writingの問題の意味が分からなかったので、何も書かなかった。」と言いました。
何も書かなければ、当然0点以外はありませんね。すると、ReadingとListeningでたとえ満点を取ったとしても、1103点に届きませんから不合格になってしまいます。
英検3級 満点でもライティング0点なら不合格
Writingの問題は、1問のみです。そうです。裏を返せば、たった1問の作文で高得点を取れば、1次試験は学校の英語成績が平均点以下の子でも合格の可能性大ということになるのです。
先ほどの子は、次のチャレンジでReadingとListeningが6割程度でもWritingで9割の点を取ったので1次試験を合格できました。
英検3級の2次試験はWritingのつづき
2次試験についての詳細は、別の記事に譲りますが、1次合格の1か月後のSpeakingテストは、Writingで憶えた内容をそのまま使うことができますので、1次試験をパス
したということは、ほぼ2次試験も間違いなく合格できるはずです。
英検3級ライティングのコツはこれだ!
その前に、ReadingとListening(別記事参照)のコツを一言でいうなら、「普段(不断)の音読励行」に尽きると思います。
では、早速Writingのコツを紹介しましょう。
簡単に言えば、教科書に出てくる表現をそのまま使えばいいということです。
英検3級ライティングの文例
3級のWriting問題の多くは、出された問題文(英語で1文)に対する考えと2つの理由を25~35語で書くというものになります。
問題の内容は、教科書にも出てくるような身近な題材になりますので、事前に過去問で練習しておけば必ず合格点を取ることができます。
私は、次のような4文構成で書くように指導しています。
- 問いに対する応答
- I have two reasons.
- First,・・・・・・・・.
- Second,・・・・・・・.
たとえば、
Q:
Do you often use a bike in your freetime?
A:
Yes,I often use a bike in my free time.(10語)
I have two reasons.(4語)
First,my father bought a bike thisyear.(8語)
Second,I like to go cycling with myfriends.(9語、計31語)
英検3級のライティングは必ず25語書く
ところで、不合格の子が何も書けなかった問題は次の問題でした。
Q: Do you want to study abroad in thefuture?
abroadも futureも分からなかったと言います。「よくそれで3級受けたね・」という声が聞こえそうですが、その後合格しました。
それはそうと、Do you want to studyは分かったのですから、何か書けたはずです。
そうです。何も書かなければ0点。単語の一つや2つ分からないのがあってもあきらめてはいけません。うろたえずにふんばって25語書くべきだったのです。
いずれにせよ、いい経験になったし、その後のテストでは合格できたのですから上出来です。