スーパーのお惣菜コーナーやレストランで、クスクスという料理に出会ったことがある人もいるでしょう。とはいってもまだまだ日本ではなじみの少ない食材です。
美味しそうだけど初めて見る食材に対して、少し躊躇してしまう人もいるかもしれません。
これからクスクスをためしてみたいひとや、クスクスについて知りたい人に向けてどのような食べ物で、どのような料理があるのか紹介します。
クスクスとはどんな料理?
クスクスは小さなパスタと称されることもあり、南ヨーロッパやアメリカ、アフリカでよく食べられています。
クスクスの発祥の地はモロッコを中心として北アフリカから中東にかけてのエリアとされています。
とりわけモロッコではタジン料理と並んで代表する料理となっていて、多くの家庭でスープやサラダといった風にメインのほかにも副菜として食べられていることも特徴です。
世界最小のパスタと呼ばれるように、クスクスの原材料はパスタと同じデュラム小麦粉です。
モロッコ料理のクスクス
北アフリカに位置するモロッコは、砂漠の気候で厚さと寒さといった寒暖の差が激しい地域です。そのため、料理には多くのスパイスを用いて蒸したり煮込んだりした料理が多くあります。
地中海沿岸の国々で食べられているデュラム小麦粉を使ったパスタが多いですが、モロッコにもデュラム小麦粉を使った料理があるのです。
そのひとつにクスクスがあり、モロッコの家庭料理として親しまれています。
クスクスの戻し方
クスクスはパスタの一種で乾燥されて売られていることが多いです。
そこで、クスクスを食べるためには、まず戻す必要があります。パスタのように茹でる方法もありますが、一般的には鍋やボウルにクスクスを入れお湯を注いで蒸らします。
その際に少量のオリーブオイルを入れるとくっつかずその後の調理がしやすくなります。
クスクスの美味しい食べ方を紹介
パスタの仲間ですが主食となったり副菜となったりするクスクス。お米のようにピラフとして炊いたり、パスタのようにサラダとして食べることもポピュラーです。
クスクスのピラフ
ピラフは炒めてからスープで炊く料理で、クスクスを代表するものでもあります。
クスクスの調理方法は、フライパンにバターでたまねぎや鶏肉を炒め、ブイヨンで煮込みます。煮たってきたらクスクスを入れて5分蒸らし、味を調えればできあがりです。
パスタのように茹でたり、お米のように炊く必要もないので、調理時間が短いことが特徴です。
クスクスのサラダ
クスクスは冷たくして食べても美味しいです。
スーパーのお総菜コーナーでもクスクスのサラダを見かけることもあるでしょう。
クスクスは蒸らして味付けして冷まし、トマトやキュウリなど冷蔵庫にあるb野菜と合わせるだけで作れるので、忙しいときにも重宝します。
まとめ
クスクスはまだ日本ではポピュラーなものではありませんが、簡単に作れるので是非とも試してもらいたい食材です。パスタと同じデュラム小麦粉で作られているので、さまざまな味にアレンジできます。
今回はクスクスのピラフとサラダをご紹介しました。ご自分の作りやすい食材と合わせて作ってみてください。