ペットは家族の大切な一員。
チワワを飼っているご家庭も多いのでは?
我が家にも14歳のチワワがいます。
高齢になり身体に様々な症状が出てくるようになりました。
チワワがかかる病気にはどんな種類があるのでしょうか?
チワワの病気 心臓疾患
心臓弁膜症(弁閉鎖不全症)とはどんな病気?
チワワなどの小型犬がかかりやすい病気に
「心臓弁膜症(弁閉鎖不全症)」があります。
通常一方向に開く心臓の弁が加齢などが原因で動きが悪くなり、弁の閉じが悪くなったり逆方向に開いてしまうようになります。
血流が逆になり心臓に負担がかかることで発症する疾患です。
我が家のチワワもこの病気で治療中です。
「心臓弁膜症の症状は?」
初期はほとんど症状がありません。
7歳くらいからは定期健診時に聴診をしてもらうと良いでしょう。
心臓の雑音を早期に発見できる可能性があります。
病気が進むと、身体を動かすことを嫌がる、寝ている時間が増える、食欲が減る、などの症状が見られます。
また、咳が出たり、呼吸が荒くなったり、動悸が早くなります。
さらに進行すると、血液の循環が悪くなり脳貧血による失神や肺水腫などの症状が見られるようになります。
我が家でも獣医師さんに「お散歩中に突然気を失うこともありますよ。」と言われて驚きました。
病状は数年かけて進行していくようです。
チワワの心臓疾患の原因は主に加齢
チワワを含め小型犬の約3割が、10歳以上で心臓弁膜症に罹患するとも言われています。
なぜ小型犬が罹患しやすいのか明確な原因はわかりません。
遺伝的な要因があるとの考えもあります。
「もし心臓弁膜症になってしまったら。治療は?」
「投薬」と「外科手術」の治療方法があります。
我が家では血管を拡張し心臓の負担を減らす「アピナック」と「ピモハート 」という2種類の薬を飲ませています。
この投薬は一生涯必要です。
対処療法なので、投薬で完治することはありません。
一方、外科手術という選択もあります。
小型犬は弁の大きさが人の指の腹ほどしか無く、手術は非常に難しいとされてきました。
専門性の高い、高度な技術を持つ動物病院はまだ多くはありませんが、今まで不可能とされていた小型犬の心臓手術件数が増えている昨今、外科手術も治療の選択肢のひとつに考えられるようになってきました。
年齢や症状、治療費、術中に亡くなるかもしれないリスクなど様々な観点を踏まえて、ペットの治療は飼い主さんの判断によるところが大きいでしょう。
チワワの心臓疾患 予防は難しい
心臓弁膜症は加齢が大きく影響しているため、予防は難しいと言えます。
7歳くらいからは定期的に健康診断を受けましょう。
少しでも早く病気を見つける事で、治療の選択肢が増える可能性があります。
チワワは病気が多い その他の疾患
大きな目が特徴のチワワ。
加齢による「白内障」は、進行すると失明の恐れもある眼の疾患です。
ひざの骨が外れる「膝蓋骨脱臼」はチワワのような小型犬によく見られます。
「関節リウマチ」は特に高齢の小型犬が発症しやすい疾患です。
「シスチン尿石症」は遺伝的な要因が強く、チワワによく見られる腎臓疾患です。
まとめ
ペットは言葉を発することはできません。
飼い主さんとの信頼関係が、病気と向き合う上で一番大事だと思います。
加齢や遺伝など避けられない要因で罹患しても、獣医師さんと連携しながら病気とうまく付き合っていく方法はあります。
極力ストレスをかけずに心身健やかに育てていく事で、少しでも長生きして欲しいですね。