自家製の梅干しに挑戦
我が家では、庭と畑に数本の梅の木が植えられています。例年、梅仕事は妻に一任していたため、最近はデザート系の梅料理ばかりでした。しかし、今年は自分の手で梅干しを作ってみようと決意したところ、ちょうどNHKの「あさイチ」で梅仕事の特集が放送されました。そこで、番組内の梅干し作りの部分を参考に、自家製梅干しづくりに取り組むことにしました。
保存袋を活用した白干し梅の作り方は以下の通りです。
保存袋を利用した白干し梅【材料と道具】
・完熟梅 1kg
・粗塩 130g(梅の重量の13%)
・保存袋 1枚
・500mLペットボトル 4本(重石用)
・バット 2個
・つまようじ
梅に対する塩の比率は15%が目安とされています。15%未満だとカビが生えやすく、冷蔵保存が必要です。常温保存する場合は、多少しょっぱくなりますが、15%以上の塩を使用することが推奨されています。
番組では、カビの発生を抑えつつ、塩分を控えめにした13%の比率で紹介されていました。さらに、カビ防止のために、梅を入れる保存袋に食品用アルコールを振りかける工夫も見られました。
白干し梅作り方手順
手順としては、まず消毒した保存袋に1kgの梅を入れ、梅と梅の間に130gの塩を振りかけます。
よくもみ込んで馴染ませたら、保存袋の空気を抜いてジッパーを閉め、カビの発生を防ぎます。
その上に水を入れたペットボトルを載せ、日の当たらない場所で2〜3日置くと、梅酢が出てきます。
この梅酢が、美味しい梅干しを作るための重要なポイントで、カビの発生を抑える役割を果たします。
梅酢が出やすくするために、1日に2〜3回、保存袋の上下を返すことが推奨されています。
約1週間で梅が梅酢に満たされたら、重石を半分に減らし、さらに1ヶ月熟成させます。この間も、保存袋の上下を返し続けます。
1ヶ月後、梅を取り出し、水気を切って並べ、3日間天日干しします。室内で干す場合は、窓際に並べ、扇風機の風を当てると良いでしょう。干す際は、1日1回程度、梅を裏返すことを忘れずに。
最後に、出来上がった梅干しを残った梅酢にくぐらせると、程よいジューシーさが加わり、食べやすくなります。梅酢は決して捨てずに活用しましょう。
自家製梅干しづくりに挑戦することで、梅の収穫から加工までの一連の流れを体験し、梅の魅力を再発見できそうです。完成した梅干しを家族や友人と分け合う喜びも、この挑戦の醍醐味ではないでしょうか。