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褒めモヤ?それは老け始めかも

ほめ言葉が信じられない?NHKあさイチ特集まとめ

NHKあさイチで「褒めモヤ」について特集していました。

人間、基本的には褒め言葉は嬉しいものですが、成長するにつれて下手なほめ方には素直に受け止めることができなくなってきます。

番組でも、小4の我が子を褒めたら「思ってないくせに!」と言われてショックを受けたという母親の例を紹介していました。まあ、子どもがそれだけ成長したということでしょうが、自分も(大人も)相手を適切にほめることができるようになるということも大事なんだという好例ですね。

それにしても、たとえ誉め言葉を「お世辞」とか「いやみ」と感じても、「大人」なら素直に「ありがとうございます」と返しておきたいものです。人生、何でも前向きにとらえておいた方が健康にも良いんです。

悪くしかとらえられないことが増えたと感じたら、それだけ老けたか認知症を疑った方が良いかもしれませんよ。

ポテンシャルが高い褒め言葉は、より具体的

上記の子どもの場合は、作ったブロックの作品を母親に見せに行ったら、「すごいね。」とほめた時の反応だったようです。もっと具体的にすごいと思った所をほめてあげれば良かったようです。漠然とほめて喜ぶのは幼いうちだけと思っていた方が良いかもしれません。

大人ならなおさらで、的を射たほめ方でなければ却って逆効果になることが多いようです。

接客販売コンサルタントの鈴木比砂江さんは、番組の中で具体的に次の4点の例を挙げていました。

褒め言葉に困ったら「先っぽ」をほめる

「褒めるということは相手に好意を伝えること」ですから、例えば相手との会話を切り出すのに困ったら、「先っぽ」を褒めましょう。「先っぽ」とは、目の前に見えている部分ということで、髪の毛、ネイル、スマホなどのことです。

また、単に「すてきですね。」ではなく、気づいたことを質問にして伝えるとさらに良いようです。

褒めることに困ったら質問返し

相手が自分の興味のないことを報告(自慢)してきて、どう返そうかと困ったら、質問返しが良いようです。

例えば、スマホに保存しているペットを見せて「可愛いでしょう?」と同意を求められたら、単にオウム返しせずに、「眼はずっと見ていたくない?」などと、質問で返せば相手は喜ぶし会話も途切れずに済みます。

大人の上級褒め言葉・尊敬してます褒め

なかなか使えない言葉ですし、一生に一度くらいは言われてみたい言葉ですが、こんな褒め言葉を紹介していました。

「お会いするたびに秘かに刺激をいただいています」

上級ほめテク=ギャップをほめる

ギャップをほめる上級テクニックです。たとえば、とっつきにくい、壁を作ってる感のある人をほめる方法は、「クールな印象があったんですけど、仕事の話をすごく親身に聞いてくださって、うれしかったです。」

しかも、このテクニックは別れ際に使います。

夫婦間の褒め言葉テクニック

夫婦間の褒め言葉について、あさイチでゲストの白鳥久美子さんが話題を提供していました。

夫婦間で「褒める」という行為は意外と難しいものですが、番組ではねぎらう気持ちで声をかけようと提案していました。

夫婦ともに「いつも助かっているよ。」という言葉が効果的なようです。最初は棒読み口調でも、ふざけた感じでも、互いに褒めあうことでうまく行きます。寄り添う気持ちで言えばさらに効果てきめんです。

子どもの褒め過ぎは逆効果

昔から子どもを褒めることの教育的な効用について言われていますが、「すごい!」などと絶えず褒められて育ってきた子は、褒め言葉を言われないとモチベーションが維持できなくなり、何もできない子になってしまうと警告しています。

子どもは「実況褒め」で安心感

そこで、公認心理士の山名裕子さんは「実況褒め」を奨めています。

褒めるというよりも「認める」というスタンスでしょうか。カウンセリングマインドですね。

例えば、子どもが塗り絵で唇を黒く染めた時、「唇はピンク!」などと言うのはもってのほかとして、「すごい!」もさすがにウソっぽいですね。

「実況褒め」では、単に「黒にしたの?フーン。」とします。

親が見たままを口にすることで、子どもは見てくれていると思い安心して行動できるというわけです。

具体的には次の3種の言葉かけになります。
・「気づいたんだ」(発見)
・「やってみたんだ」(実践)
・「そっち選んだんだ」(選択)


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