作新学院の過去問から2023年入試を対策
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本ブログは、作新学院高等学校を受験する中学生とその保護者を読者として想定しておりますが、「(トップ)英進部」を受験する方を想定していませんのでよろしくお願いします。
作新の過去問の一般的な傾向と特徴
作新の問題は、出題形式は異なるものの、栃木県立高校の内容と大きく変わるものではありません。
すなわち、中学校時代に学習した教科書以外の内容が出ることがないということです。ですから、県立をメインに考えている生徒には、「滑り止め」あるいは「模擬試験」というふうに考えていいと思います。
また、解答用紙がすべてマークシートになっていますので、数学の計算ミスなどが少なくてなりますし、漢字の誤りで失敗することも減りますので、その分ストレスが少なく受験できると思います。
英語、社会、理科の対策
この3教科は、特に幅広い問題内容になっていますので、中1からのテキストの復習を徹底して試験に臨むようにしましょう。
成功の秘訣は、どれだけ時間をかけて勉強したかにかかってきます。受験までに最低1回は教科書の隅から隅までもう一度読破しましょう。何度読み返せるかが合否のカギと言えるのではないでしょうか。
作新の国語の過去問から対策する
作新国語入試問題大問1~3の特徴
作新の入試問題はかなりシンプルと言えます。大きな特徴は、マークシートなので当然県立のように漢字を書いたり作文を書くという問題がないことです。
大問1と2は、言語事項の問題になっています。
1は、漢字の読み書きの問題です。書かせる代わりに選ばせています。この対策としては、国語の資料集(「国語便覧」など)で同音異義の漢字を復習しておくことが必要です。
2はその他の言語事項についての問題です。特に毎年のように出題される部首、慣用句、ことわざについては、資料集で復習しておきましょう。
大問3は、毎年微妙に形式が異なりますが、概ね言語事項の問題と言えます。特に、語句の意味と敬語の問題は毎年のようにここで出題されています。
作新国語入試問題大問4~6の特徴
大問4は、古文読解の問題です。古文の知識は、教科書をしっかり学習しておけば良いと思います。作新に限らないことですが、古文の場合は主語が抜ける分が多いので、読み進めるときに敬語などに注意しながら絶えず主
語は誰なのかを意識しながら読むべきです。
実際、作新では毎年「誰」を問う問題が出題されています。
大問5は、説明的文章(論説文)、大問6は文学的文章(現代小説・物語)の読解問題となっています。
毎日の国語の授業を大切にして、文章を読むときに、常に接続詞や副詞に注意して読んだり、要旨や心情の読み取りを意識したりしながら勉強をしていれば、難しいことはありません。
また、ここで文学史や表現技法について問う問題が出ることもあります。
作新の数学の過去問から対策する
作新数学入試問題大問1の特徴
ほぼ県立の問題と同様の内容になっています。県立14題に対して10題です。大問1については、満点を取るくらいのつもりで勉強しておく必要があります。
作新と県立両方の過去問を解いて、弱点を克服しておきましょう。
とくに、計算、文字式、1次方程式、連立方程式、展開、√計算、因数分解、2次方程式は、毎年の出題です。
作新数学入試問題大問2~5の特徴
マークシート方式のため、作図の問題もありませんし、証明問題も選択する問題なのでストレスが軽減されますね。
特に、確率、Y=ax2、相似については、毎年のように出題されるので、しっかり勉強しておく必要があります。
Y=ax2については、変化割合を問うものと応用問題が多いようです。
上記に挙げた問題は優先的に勉強しておくということで、3月に実施の県立の入試に向けて1~3年までの学習内容をすべて復習しておくことは言うまでもありません。