英検3級を中3の秋までに取得しよう
英検3級合格のための勉強は高校入試受験勉強に大いに役立ちます。
有名私立進学塾では、内申加点のために中3までに2級を目指しているというところがありますが、そこまでは必要はないと思います。
まあ、小さいころからの子どもの興味関心の成り行きで2級ということなら結構なことですが、内申加点のためなんてナンセンスです。
通常学力に余力があるのなら、むしろ国語等他教科の学力アップに力を向けるべきです。
なので、3級で十分なのです。
その理由は、もともと3級のレベルが「中学校卒業程度」とあるからです。
では、「卒業程度」なら高校1年生向きではないかと考えるのが普通ですよね。
でも、実際の試験問題を精査しますと、確かに文法事項や語彙から言えば中学校の教科書を終えたレベルではあるのですが、問題の中身は中2を終えたレベルといってもいい内容になっているのです。
英語成績優秀でなくても3級は受かる
そのうえ、さほど英語の成績が優秀というレベルでない子も第1回(5~6月)の試験で合格しているのです。
それは、合格ラインが65%~70%の点数ということからもうなづけるのではないでしょうか。
なんか英検合格してた笑
って言っても中3が3級合格するのは一般的か……
この時期になると残すは入試に向けて勉強ですね( ˙-˙ )あと今日の最俺実写めっちゃ面白かった( ´∀`) pic.twitter.com/71wm273Kmd
— かえ 実況アカ (@kEyR0CvAwMSUQLb) November 24, 2018
英検3級が高校入試に役立つわけ
それは当然第一に、内容が中学校卒業程度レベルだからです。
それに、問題内容が高校入試問題に沿っていて、そのまま受験勉強にもなるのです。
なので、「英検は漢検同様受験勉強の役に立たない」などと言う人がいますが、それは当たってないと思います。
具体的に言いますと、筆記試験の①②は、空所補充問題なので、語彙力、文法力、作文力が問われます。
③は、長文読解、④はライティング問題です。ライティング問題は、自分の好みや考えを理由を付けて述べるという形式で、教科書でも学習した内容になっています。また、入試でも似たような問題が出るところが多いと思います。
また、筆記試験の3分の1は後半のリスニング問題になっています。これも、最近の高校入試のリスニング重視に沿っているといえます。
なぜ中3の秋までに英検3級なのか
毎年英検の試験日程は1回目が5~6月、2回目が10月、3回目が1月となっています。
なので、1月は受験生にとって論外として、準備ができていれば1回目、間に合わない場合は2回目に受けましょう。
いずれにしても、受けるからには合格するつもりで受けなけれなりません。
その意味では、自信がなければ10月に回す方がよいでしょう。逆に自信がある場合も、3級の満点を目指して10月に同時に準2級も受けるというのもおすすめです。
英検3級の効果的な勉強法
まずは、過去問を解いてみることです。書店で購入できますが、ネットから無料でダウンロードすることもできます。
そして、YouTubeでも多くの英検用動画がアップされてますので活用しましょう。
もちろん、お金をかけて家庭教師や塾を利用するほうが効果的かもしれませんが、やりようによっては学校の授業と家での復習だけでも十分とも言えます。
NHK語学教材「基礎英語」の活用
学校の授業だけですと、ネイティブの英語に触れる機会が少ないので、私は毎日NHKの基礎英語の番組を聴取することをお奨めします。
基礎英語レベル1、レベル2、中高生のための基礎英語 in Englishとあり、各15分ずつです。朝、夕、晩の3回放送しますので便利です。3級受験者には、レベル2を中心にできればレベル1と中高生のための基礎英語 in Englishも聴くことをお奨めします。
テキスト代は月500円程度なので、できれば持たせたいですが、なくても耳ならしに役立ちます。
ラジオはなくてもOK
ところで、今はラジオは持ってない方が多いと思います。そこで、スマホにNHKの「らじるらじる」というアプリ(無料)をダウンロードしましょう。
アナログ放送の音声よりもクリアなのでおススメです。