「元気が出るドラマ」が信条の脚本家
NHKの連続テレビ小説の脚本を手掛ける
八津弘幸さんは、2013年の「半沢直樹」
と2015年の「下町ロケット」などで一躍
注目された脚本家です。
八津弘幸さんの信条は、ドラマを「見終
わったときに元気になってもらうこと」
と言います。
今回の朝ドラ「おちょやん」で言えば、
「ヒロインをとおして、孤立している人
やコミュニケーションが希薄な人、心の
うちでは寂しいと感じている人がいます。
そういう人たちが『一人じゃないよ』と
思えるような人情ドラマにしたい。」と、
抱負を語っています。
素晴らしいキャストの方々!
身の引き締まる思いです。
怒られないように頑張りますw#おちょやん#朝ドラ#NHKhttps://t.co/DM77jGBkLF— 八津弘幸 (@yatunes1) February 28, 2020
そして、夢は「令和の『おしん』を目指
す」だそうです。朝ドラ「おちょやん」
がますます楽しみになってきますね。
谷津さんの略歴
- 1971年 栃木市(旧藤岡町)生まれ
- 1986年 佐野日大高入学
- 1989年 日大芸術学部演劇学科入学
- 1993年 同大卒業
- ~98年 アシスタントプロデュー
サーなどを経験 - 1999年 スペシャルドラマ「教習所
物語」で脚本家デビュー - 2013年 ドラマ「半沢直樹」の脚本
担当。最終回に、視聴率42%を記録。
脚本家の「思いやり」を育んだ両親の愛
八津さんは、「夢を継続するには周囲の
助けがないと無理なので、まずは自分が
思いやりを持って人に接することが大
切」と言っています。
八津さんご自身の「思いやり」は、やは
りご両親の愛によって育まれたようです。
お父さんの谷津昭博さんは栃木県で教員
を、お母さんの好美さんは東京足立区で
教員をされていました。
息子さんの「弘幸」という名前は、「幸
せを弘められる子になりますように」と
いう願いを込めて名付けたそうです。
なるほど、名は体を表すといいますが、
命名は結局その通りになっていくようで
すね。いい加減な気持ちで命名してはな
らないことが分かりますね。
八津さんご両親の具体的な教育方針
|
これも、なるほど!と納得です。
ご両親の自慢は、「夫婦げんか、親子げ
んか、兄弟げんかがないこと」とおっし
ゃるのもうなづけます。
私たちもすぐにでもまねできそうな大変
分かりやすい教育方針ですね。
付録として、有名なドロシー・ロー・ノ
ルトの詩を紹介しておきます。
「子ども」
ドロシー・ロー・ノルト(米国の教育学者) 批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる 殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる 笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる 皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる 寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる 賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる 友情を知る子どもは、親切をおぼえる 安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる 可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる
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「子は親の鏡」
ドロシー・ロー・ノルト著(米国の教育学者) けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる 「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう 励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる 広い心で接すれば、キレる子にはならない 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ 親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ 守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ 和気あいあいとした家庭で育てば、 子どもは、この世の中はいいところだとおもえるようになる |
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